言の葉。

謡うことしか知らない 小さな僕

(無題)

常に君は先へ歩く
躓きながら
僕は追い掛けた

延ばした手を強く振り払われる

笑顔も泣き顔も無表情も

僕は叫び走り続けた

どうか振り向いて下さい



常に君は先へ行く
疲れきって
僕は老いかけた

落ちかけた手を無理にひかれる

破れた手も枯れた唇も窪んだ瞳も

僕は嘆き哀しんだ

どうか離して下さい







手放された手は

すっかり滑らかな

白い小さな手に戻っていた

(無題)

氷柱のできた身体に

温もりを感じたから

僕はすっかり眠くなってしまった

(無題)

冬になれば葉は抜け落ち

土の床に敷かれた絨毯になる

春になれば腐り落ち

土の床の豊かな晩餐になる

最期ノ歌

互いを恨み愛しすぎて

見えなくなっていたんだ

四季のイロも

涙のカワキも

照らす太陽のマブシサも

忘れはしないよ

時は精神さえも癒してしまうけれど



彼女が逝っても

涙は流されず

悲しいとか可哀相とか違ったんだ


人間はそんなものだって


そんなの嫌だ じゃなくて

あなたのいた町並みを忘れない事こそが

ただ一つの残された事 なら

甘んじて受け入れるよ

(無題)

彼の手は大きく

彼女の手は小さく

重ねて呟く「やっぱり」

ねぇ愛してくれてアリガト

キミの笑顔は僕を解かすよ
記事検索
記事検索
livedoor プロフィール
livedoor プロフィール
カテゴリ別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
タグクラウド
QRコード
QRコード
QRコード
QRコード
  • livedoor Readerに登録
  • RSS
  • ライブドアブログ